認定されれば国内2例目
2020年8月24日、東京都神津島村がアメリカ・アリゾナ州にある国際ダークスカイ協会(IDA)に「星空保護区」の申請を行いました。
神津島は、東京都心部から南へ180km、飛行機で約30分、ジェット船で約4時間で行ける伊豆諸島の一つの島です。夜空の暗さは国内トップクラスを誇り、星空観察会や星空ツアーも盛んに行われ、その星空の美しさは島に訪れる観光客を魅了し続けてきました。
今回のIDA申請に向けて、2020年1月1日には「神津島村の美しい星空を守る光害防止条例」が施行され、島内にある街灯は上空に光を漏らさない星空に優しい照明に改修する工事が急ピッチに進められています。夜空の明るさの測定も毎月行われ、ますますその暗さは増しています。(参考:神津島村WEBサイト「夜空の明るさを測ってみました!」)
地域一丸となって星空保護に取り組んでいる今の神津島は、最先端の夜の環境配慮型社会と言えます。
国内で初めて「星空保護区」に認定されたのは、沖縄県の西表石垣国立公園(2018年3月暫定認定)で、神津島が認定されれば国内2例目となります。
<神津島村によるプレスリリース>
NPO法人国際ダークスカイ協会認定 「星空保護区認定候補地」へ
前田神津島村長のコメント
神津島村の東京都内初となる星空保護区への申請について
「これまで神津島村では、島の宝である美しい星空を保護するための取組を進めてまいりましたが、このたび、星空保護区へ正式に認定申請する運びとなりました。これを機に、エネルギーの浪費などの光害(ひかりがい)や自然環境問題等について学ぶ場づくりや、世界に向けた情報発信をより一層進めてまいります。御理解・ 御協力をよろしくお願いいたします。」