沖縄本島初の星空保護区を目指して
沖縄県国頭村は、村内に位置する「やんばるダークスカイ・フォレスト(国頭村星空公園)」において、星空保護区の認定取得を目指し、2025年3月28日、アメリカ・アリゾナ州に本部を置くダークスカイ・インターナショナル(以下DarkSky)へ申請書を提出しました。審査には数か月を要する見込みで、2025年内の認定取得を目指しています。
「やんばるダークスカイ・フォレスト」は、豊かな自然環境が残るやんばる地域に位置し、希少な夜行性動物の生息地としても知られる自然価値の高いエリアです。国頭村はこの夜間環境を守るため、2022年より光害対策に取り組み、区域内の4施設に設置された約300基の屋外照明を光害防止型照明に改修。また、村内全域においても光害(ひかりがい)対策を推進してきました。
申請カテゴリーは「ダークスカイ・パーク」で、自然環境の保全と共に、夜空の美しさを楽しめる観察拠点としての機能が求められます。認定されれば、沖縄本島初の星空保護区となると同時に、全国的にも注目を集めるナイトスカイスポットのひとつとなると期待されます。
国頭村は今後も、夜行性動物の生息環境を守るとともに、滞在型観光コンテンツとしてのアストロツーリズム(星空観光)の推進に力を入れていく方針です。