国内初の光害防止条例制定から30年
岡山県井原市にある美星町が「星空保護区」の認定を目指し、光害対策型の屋外照明の導入資金を募るクラウドファンディングを開始しました。
美星町は、流れ星伝説やそれを祀る三つの神社など古くから星空に縁のあり、1989年には美しい星空を守るために国内初となる「光害防止条例」を制定したことで有名な「星の郷」として知られています。2011年には「天文学者27名が選ぶ星空がきれいな場所」として、沖縄県石垣市、岡山県井原市、長野県南牧村が「日本三選星名所」に選定されています。
条例制定30周年を迎えた2019年11月22日には、井原市の大舌勲市長が「星守りプロジェクト」を発表し、星空保護区認定を目指して地域一丸となって星空を守る活動を活性化することを宣言しました。井原市が目指すのは、星空保護区の「ダークスカイ・コミュニティ」部門。認定されればアジア初となります。
美星町が行うクラウドファンディングでは、星空鑑賞の妨げとなる上空への光の漏れを抑えた光害対策型の屋外照明(100基)への改修に約320万円の費用が掛かるとし、その内200万円をAll-or-Nothing方式(目標金額を達成した場合のみ受け取ることが可能)で募集しています。
クラウドファンディング概要
<実行者>
美星町観光協会
<目標金額>
2,000,000円
※目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができるAll-or-Nothing方式
<募集締切>
2月28日(金)午後11:00
<募集ページ>
地域一丸で守る“美しい星の町”。「星空保護区」認定への第一歩